声優・上坂すみれさんの公式Xアカウントから放たれた「わたしが同志を覆います」という力強い言葉と、ファンを優しく包み込むようなタオルの写真。

一見すると心温まるファンサービスの1コマであるが、そのグッズ(タオル)にプリントされた彼女のイラストやデザインをじっくりと観察してみると、ある恐ろしい(そして愛おしい)事実に気づかされる。

そう、タオルに印刷されているすみぺ自身は、人が実際に体に巻き付けた瞬間、背骨がバキバキに折れ曲がっているかのような無理のある体勢になってしまうのだ。

本来、グッズのタオルというのは広げた時に綺麗に見えるようレイアウトされるのが一般的である。

しかし、それを実際に肩や身に纏った時、タオルの柄としてのすみぺは横を向き、あるいは関節があり得ない角度へと曲がり、文字通り「背骨を折りながら」必死に同志(ファン)の体を覆い隠すことになる。

自らの骨格を犠牲にしてまで同志を包み込もうとするそのシュールな構図。

そこには妙なおかしさと同時に、どことなく健気な職人魂のようなものすら感じられてしまう。

タオルを羽織るたびに「今、すみぺの背骨が折れている……」という謎の緊張感とクスッとした笑いが込み上げる。

そんな独特のシュールさとファンへの愛が詰まった表現に、思わず目頭が熱くなる。

感涙である。