最近のツイッターはいわゆる自治厨のような活動を積極的に行っている。 言論弾圧(ロック)からひどいときは活動禁止措置(凍結)まで。

そんな中、偽アカウント削除をし始めた。

今回は、業者によるものを規制したので、乗っ取られてスパムツイートをされたアカウントが削除されたりはしていない。 広告をツイートするアカウントも規制はされていない。 また、組織的に偽アカウントの作成をして、自分たちでフォローをしているものも同様だろう。

著名人の水増し行為

有名な人物のアカウントのフォロワーで結構な数が減っているようだ。 かなりの数が減っていたら基本的に黒であると考えても良い。

この疑念を晴らすには、フォローの時期とかもチェックできればいいのだが、Twitter がそのようなことができるように API を提供していないので無理。

相乗効果による印象のバブル

人はフォロワーを気にする。

自分を好きでいてくれている人数を盾に優位に立ちたがる。 また、これが自分の情報の拡散につながり矛となる。

偽アカウントは有名なアカウントをフォローするので既存の有名なアカウントのフォロワーが増える。 人気のアカウントをフォローしていればバレないと考える。 よって、偽アカウントのフォローの一極集中が発生する。

子供の最強論で考えてみよう。

子1「俺が最強」
子2「俺のほうが2倍最強」
子1「俺はその倍の倍の倍最強」
子2「俺は倍の倍の倍の倍の倍の倍の倍の倍の倍の倍最強」
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子3「子2って最強なんだって(フォローしとこ)」
子4「子1も最強だってよ(フォローしとこ)」
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?「では皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます」
子1「…」
子2「…」

シンプルな話、いくらでも盛ることができる(見栄を張れる)。 それが事実だろうが虚実だろうが、実態を知らない人にはその言動のみが根拠となり、価値を創出する。

いくら、歌が下手くそでもみんなが上手、上手と煽ると、知らない人にとっちゃ、その人は歌がうまい人となる。 それを容易に成り立たせることができるプラットフォームが Twitter なのだ。

テレビも同じことがいえる。「今、人気沸騰中の…」と言ったり、テロップを表示したりすると、 視聴者は事実を確認することが非常に難しく、それを信じるかどうかしか選択肢がないので、 大抵の場合は「人気なんだろうなぁ」「へぇー人気なんだ」と思うのである。

印象のバブルはほんとうに厄介で恐ろしい。

印象のバブルは終わる?

事実を確認するプラットフォームとしての Twitter もある。 間違った情報に対して指摘ができる。その役割を少しは持っている。 こうして印象の価値は保たれるべきなのだが…。

逆に言えば、その嘘を拡大させることもできるので注意が必要。 嘘を正しいと認めればいいのだから簡単だ。これもバブルの一種。

不法行為だけどみんなやってるからいいじゃんというノリと勢いによる質の悪いものだ。

それを是正する言葉と事実確認が必要。 嘘を嘘と見抜く力があれば終わる。 情報源しっかり確認しよう。

おわりに

ちなみに Twitter の公式アカウントのフォロワーが激減したのが一番面白いですね。 自分たちが偽アカウントの恩恵を受けていたんだと。

普通の人はあんなゴミアカウントなんてフォローしないから当然の結果だろう。

嘘をついているのは誰だろう?