DMCA(デジタルミレニアム著作権法)の詳細な説明は他の記事を見たほうが正確なので割愛する。 だが、調べない人もいるので、超雑にいうと無罪であっても米国の著作権を犯したやつには問答無用で表現をさせない国際的に影響のある法律である。 この記事では「無過失責任」と「Notice-and-Takedown」というメチャクチャなルールが仕込まれていることだけを理解してほしい。 無過失責任は故意・過失でなくても罰すること。Notice-and-Takedown は第三者が独断と偏見でコンテンツの削除と隔離を行うこと。 これによって、架空の被害をでっちあげられ、確認もせずにコンテンツの削除・隔離が勝手に行われてしまう。 はっきり言って、Web上で宗教じみたことをする人や過激な政治活動・人権活動といった思想活動、企業による悪評の隠蔽が非常に簡単に行えてしまう。 雑な例だが、たった今ここに「あいうえお」という詞を作ったと宣言すると、インターネット上にある「あいうえお」に対する規制がプロバイダから行われるようになり、あらゆるサイトの「あいうえお」が閲覧できなくなってしまう。 で、具体例が既に存在するのでググってみてほしい「DMCA ウォンテッドリー」や「DMCA 艦これ」と。もし、何も表示されなければ、それはDMCAで削除・隠蔽された結果なのでじっくり味わうといいだろう。

基本的にインターネットには明確な国境は存在しない。故に Google、Apple、Faceboo、Twitter、Instagram 等は多くの日本人が利用している。これは米国の企業なので当然のようにDMCAが適用される。もっというと表現の自由のレベルは米国と同等レベルになり、ある一定の水準を超えてしまうと、検索結果に表示されなかったり、アカウントのロック、最悪は凍結まである。 今、利用している GitHub も Microsoft に買収されてからおそらくいろいろ厳しくなっているかもしれない。

正直、DMCA や GDPR のような他国の法律に罰せられてしまう現状は異常だ。 Web鎖国2.0とでも表現しようか。 今のインターネットは規制されたエリアしかアクセスすることが難しい。 それ以外はダークウェブという自分たちが規制した結果見えなくなっているものを悪者扱いしているような言葉で表現される。

インターネットはいつから社会主義的空間になったのだろうか。非常に気持ち悪い。