普段、何気なくコンビニや自販機で購入しているペットボトルのお茶。 喉が渇いたときの必需品とも言える存在だが、今、その価格がとんでもないことになろうとしている。

SNS上でも「高すぎ」と悲鳴が上がっている通り、定番の「お~いお茶」をはじめとするペットボトル緑茶が、ついに1本237円(メーカー希望小売価格)にまで値上げされるというのだ。 かつては100〜150円前後で手に入っていたことを考えると、この価格設定には驚きを隠せない。

今回の値上げの背景には、いくつかの深刻な要因が絡み合っている。

近年の原材料不足や物流コストの上昇が、そのまま製造コストに直撃している。

海外での健康志向の高まりを受け、日本の緑茶(特に抹茶)の需要が世界中で爆発的に増加している。

国内外での需要急増に対し、国内の生産体制や茶葉の供給が追いついておらず、深刻な原料不足に陥っている。

単なる「物価高」だけでなく、「世界的な日本茶ブームによる供給不足」が追い打ちをかけている点が、今回の値上げの大きな特徴と言える。

毎日1本ペットボトルのお茶を買うと、1ヶ月で7,000円近い出費になる。もはや「手軽に買える飲み物」とは呼び難い水準だ。

今後は、マイボトルの持参や自宅での茶葉・水出しパックの利用など、個人の防衛策がさらに一般的になっていくかもしれない。 日本の伝統である緑茶が世界に認められるのは喜ばしいことだが、身近な定番商品の“高級品化”は、我々のサイフにとって少々手痛い現実である。