自然災害が起きてから実感する独占業のリスク
関西での猛烈な台風や北海道での大地震があった。 台風の映像では関空の浸水、地震の映像では広域にわたる土砂崩れが印象に強い。 20年以上関西にいたが、あの規模の台風は体験したことがない。 相当、キツい台風だったのだろう。関空が沈む光景なんて見たことがないからな。 地震に関してはメディアが扱わない地域で発生することがよくある。 その中に北海道はある。冗談だがそれが原因で起きたのかもしれない。
今回、大きな被害を受けたのが、関空、関電(停電発生)、鉄道である。 関西の鉄道は私鉄がかなり多いので独占的ではないかもしれないが、代行ルートが存在しないと実質独占だ。 関空に関しては伊丹・神戸しか変わりがなく、基本的にキャパシティオーバー。 電力なんて発送電分離とかいうけど、発電の大半は関電が担っている。 北海道電力では今回ピンポイントで壊れているので大変だ。 いくら発送電分離をしたところで災害時には結局、関電のような大きいメジャーなところに責任を要求する。 名実ともに分離されるなら推すのだが、そんなことは一切ないので困ったものだ。
独占といえば、 Google や Amaozn を思い浮かぶ。 いいサービスを提供するとその分大きくなるのは当然だ。 だが、大きいために余計な変更を加えてユーザーに損失をもたらす存在にもなる。 架空の被害を理由にアナリティクスのデータを削除した GDPR が原因の規約改定とか。
大きすぎるが故に全く関係ない人たちにも負担を強いる状況はよくない。
大は小を兼ねるが、大に何かしらの問題が発生したら、それも影響があることだけは覚えておきたい。