こんなんあったっけ?

突然ポストに投函された「港区新聞」。 自称月1回無料配布型コミュニティ紙である。 港区がこんなものを制作するわけがない。 なぜなら広報紙が既に存在するからである。

港区公式ホームページ/広報紙

よく見ると、謎の一般社団法人がポストへの投函を行っている。 一般社団法人なので当然のように営利目的で行っている。 株式会社と異なり他者のチェックが入らない、 不正の温床となる「一般社団法人」を掲げているところは注意すべきということで調べてみた。

さくっとHTTPなホームページをチェックしてみると、 セキュリティの高い高層マンションなどにも配布を実現していることを大きく掲げている。 (頼んでもいないのにセキュリティを破って紙を配布しに行っているの間違いじゃないかい?) ただ、配布エリアをビルや高層マンションの多い地域に絞っている。 これは一般住宅の比率を下げることで配布実績の比率を上げるためであろう。 数字のマジックである。 「数字調整して聞こえよくしています」ということになる。

大丈夫か?自治体と情報連動をしていると書いてあるが騙されていないか? これで税金が貪られていたりしないか?自治体さんよぉ。

中身は、あまり書くほどの内容ではない。 1面は「みなと区民まつり」について。 ちなみに、港区公式ホームページ/10月7日(日曜)のみなと区民まつりは中止になります。(6日(土曜)は予定通り開催) ということなのでこの日報が予定通りに公開されていれば中止の日にアップされていることになる。 背面には日刊スポーツ印刷社の文字が…ここで刷ってるのかな? およそ半分が広告である。 ウォーターサーバーや保険といったアレな広告が多い。 1面以外は店舗紹介や老人向けコンテンツ、ちょっと怪しい思想混じりの考えようネタ等々。

個人的には一切興味がない。

自治体は情報を自ら住民に発信しないのでもしかしたら誰かの役にたっている可能性もあるが、資金の流れが不透明なのであまり受け取りたくないものではある。