ポイント還元

Amazon.co.jp による全商品 1% ポイント還元の予告・断念と Amazon プライムの値上げが行われる。

Amazon.co.jpの全商品にポイント1%付与へ 5月23日から - ITmedia NEWS

Amazon.co.jpで、全商品に5月23日から、1%のAmazonポイントが付与される。Amazon直販商品、出品者からの商品すべてが対象という。出品商品のポイント費用は出品者の負担になるとあり、出品者の間で衝撃が走っている。

当初は全商品にポイント1%付与する予定だった。 しかし、出品者からの商品も対象になっており、出品者から購入者への1%割引を強制する内容になっていた。

これはZOZOTOWNで発生しているブランドショップの撤退と同じ事が起きている。

ZOZOTOWNから撤退を決めたブランドの本音「守ってきたイメージが…」 - ライブドアニュース

ZOZOTOWNからの撤退を決めたブランドについて週刊新潮が伝えた。会費を払うと割引される新サービス「ZOZOARIGATO」が撤退の原因だという。某ブランドの執行役員は、守ってきたイメージから大きく逸脱すると語った

ポイント還元することでブランドのイメージの低下や還元分の利益損失が発生してしまう。

膨大な店舗をかかえる Amazon がやってしまうと ZOZOTOWN より悲惨なことになる。

公正取引委員会 によるAmazon による強制

当然、独占禁止法上の懸念(優越的地位の濫用) がされ、公正取引委員会の調査対象となった。

(平成31年4月11日)アマゾンジャパン合同会社によるポイントサービス利用規約の変更への対応について :公正取引委員会

Amazon の手のひらクルー

平成31年4月10日,アマゾンジャパン合同会社は,上記規約の変更を修正し,商品をポイントサービスの対象とするか否かについて,出品者の任意とした

公取委、アマゾン調査を打ち切り 出品者負担のポイント還元“強制ルール”撤回で - ITmedia NEWS

公正取引委員会がアマゾンジャパンのポイントサービス利用規則に関する調査を終了。商品の購入者に付与するポイントの原資を出品者に負担させるという方針を、アマゾンジャパンが撤回したため。

すると Amazon が撤回を宣言した。

弱い立場の店舗をひたすらイジメて利益を獲得する手段の限界を見極めているように思う。

他人の利益を奪って Amazon 自体の評判を上げる愚策は散った。

ただ、それだけにとどまらず、あるサービスが値上げされた。

Amazonプライム値上げ、会員続けるべき? 特典をあらためて整理する - ITmedia NEWS

Amazonプライムで利用できるサービス内容をあらためて整理してみる。

Amazon プライムが1,000円も値上げされた。

4,900円 もかかるようになった。

約5,000円も出して利用するサービスかどうかをしっかり見極めよう。

Amazon Mastercardゴールド

あらゆる割引を適用すると 4,320円 になる。

比較的カンタンなので Amazon プライムのユーザーであれば契約するのもアリです。

おわりに

中国人出品者が大量に湧き始めたあたりから Amazon への不信感が高い。 それ以外にも Amazon プライムの利便性を上げるために発送を遅らせたり、 検索結果が詐欺師が出品する商品ばかりになったり、質の悪い商品を上位に表示したりと 以前からユーザーに実害はあるのでポイント還元ではないところの改善に注力していただきたい。

ポイント還元制度自体にはどちらかというと賛成なのだが、それを全ての出店者に強要することには断固反対である。

ポイント還元についても一律1%という舐め腐った統一をやめて、出店者が自由に還元率を決定できるようにして競争させたほうがいい。

ポイント還元について甘すぎるぞ。

Amazonだけに。