日本年金機構の脆弱なセキュリティによって発生した情報損失
サボっていたお知らせメール
11月頃に届いたメールより。
◆ご利用者様にお届けしていた、各種情報をお知らせするメールは、日本年金機構における情報セキュリティ対策の見直しに伴い、平成27年6月から配信を停止しておりました。平成31年1月以降、お知らせメールの配信を再開します。
なんと恐ろしいことに4年もの間、セキュリティを理由に情報発信を行っていなかったというのだ。
追納の猶予が2年と定めているのにそれを取り扱う機関が情報を4年も通知しなかったというのは尋常ではない。
しかも、情報発信をするだけなのにセキュリティのせいにして行わないという体たらく。
メールの送信に4年もの入念なセキュリティチェックは必要ない。
本当に酷い。
行政機関はこういった異常な自粛行為を行う。
本当に必要なものを提供せずに全く意味のないことをしてサボっているだけである。
「ねんきん定期便」のペーパーレス化
◆日本年金機構では、国民年金及び厚生年金保険の被保険者の方を対象として、毎年年金加入記録を確認していただく「ねんきん定期便」を郵送しています。「ねんきんネット」では、電子版「ねんきん定期便」をいつでも確認することができ、誕生月に郵送される紙の「ねんきん定期便」より1~2ヶ月程度早く内容を確認できるメリットに加えて、ダウンロード機能など保存にも便利です。
◆「ねんきんネット」では、「ねんきん定期便」の郵送停止を登録できます。郵送停止の登録がお済みでない方は、郵送費用の節減とペーパーレス化推進のため、電子版「ねんきん定期便」をご利用いただき、「メールアドレス登録変更/ねんきん定期便の郵送意向登録」より郵送停止の登録をお願いします。
※郵送停止登録後でも、再度、郵送希望に変更することも可能です。なお、郵送停止を登録いただいた場合でも、35歳、45歳及び59歳の誕生月にお知らせする、封書の「ねんきん定期便」は郵送されます。
毎年年金加入記録を確認していただくために行っているのが「ねんきん定期便」。
それをペーパーレスと言う名の手抜きで通知しないようにしたいらしい。
もちろん郵送には莫大なコストがかかっているだろう。
しかし、ずさんな管理を数十年も続けてきたおかげでその莫大なコストがさけられなくなっているのだ。
もっというと何十年にも渡る制度なのに国民年金と厚生年金等に分類されている。
しかも就業しているかどうかに関係する上に、会社が納めることになっている。
会社が未納の場合、とんでもない被害を被るのは社員である個人になる。
しかも10年を超えると穴埋めをすることができないときた。
追納の場合は猶予期間が延びるにつれ追加で支払う額が増える。
それを20年、30年と追加で支払う額を増やせばいいにもかかわらず、期限を設けて拒否をする。
足りてないから減額しているにもかかわらず、受け取らないとは愚の骨頂。
これ以上は他の日報で愚痴を描いているのでそちらを見て欲しい。
おわりに
行政機関はゴミである。
常にアンテナを張り巡らせて損失を潰そう。
もちろんその行政機関ごと潰しても構わんよ。