起こるべくして置きた事故が起きた
【発表】救助ヘリから落下の女性が死亡https://t.co/3f8c4uGMdU
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 13, 2019
福島県いわき市で救助中の女性(77)が消防ヘリから約40m下に落下した事故。東京消防庁によると、搬送先の病院で女性の死亡が確認されたという。
人災
マニュアル通りの手順で救助しなかったために起きた事故だ。
自分の実力を過信したのかどうかは知らないが、本来必要な処理を怠った。
偶然起きた事故ではない。
起こるべくして起きた事故である。
起きて当然ともいう。
偶然発生していいのは突風による飛行機の墜落くらいだろう。
いや、起きてはいけない。
そのためにも正しい倫理観を学ぶ必要がある。
倫理
何らかの技術に関わっている人なら1度は学んだことがあるであろう技術者倫理というものがある。
正しい倫理観のもと技術を利用しなければならないことを指す。
例えば「人を助けるためならどんな状態で飛行機に乗せても問題ない」のかどうかを確認してみよう。
足にロープを巻き付けて逆さにして上空からアンカーリールで引っ張り上げて乗せてはいけないことは誰でも分かるだろう。
いい結果 = 正しい行動 とは限らない。
「うまくいったから別にいいじゃん」ではいけないのだ。
マニュアルどおりやらなくても救助できたらいいじゃんではいけないのだ。
何かに過信しすぎて事故は発生する。
また、人間の肉体は衰える。金属も同様に衰える。
さらに記憶も衰える。
すべて風化させないようにしっかり正しい倫理観を持った人間を育てるべきだろう。
発電効率がいいからと寿命を過ぎた原子力発電所を継続させてはいけないことも技術者倫理から容易にわかる。
東電の技術者が正しい倫理観を持っていれば福島の原発事故は防げた可能性もあっただろう。
起きてから言ったところで無駄であるが、この事故を教訓として再発を絶対にさせないことが技術者に課せられた使命でもある。
もっと正しい倫理観について知りたい場合は、よく取り上げられるスペースシャトルの事故について調べるといいだろう。
外部の圧力に屈して事故を起こした。
これも起こるべくして起きた事故である。
なんちゃってソフトウェアエンジニアには正しい倫理観がない
いわゆるハッカーがこれにあたる。
それ以外にも実力のないエンジニアにはこれが多い。
エンジニアだけじゃない経営者に関して言えば、より倫理観のない連中がたくさんいる。