権限管理は他力本願にしちゃいけない
いろんな会社がありますが、わりと上位の地位にいる人がサクサクやめる環境は少ないかもしれません。 ただ、それが原因で大きな問題になることがあります。 各サービスの権限管理です。
インターネット関連企業では約3年で職を移る人が多いです。
これは謎文化ですが、給料アップやよりよい環境を見つけることができます。
逆に言えば、信念とか一切ないのでやめた後のサービスが
どうなろうと知ったことじゃない連中ばかりです。
だから、退職の際に Apple Developer Program
や Google Play Console
の権限をきっちり渡さないとんでもない人もいます。
どうすればいいのでしょうか?
ということで現状うまくいっている管理方法をちょっとだけ晒します。
使用するツール
- Github
- Slack
- Google グループ (メーリングリスト用のメールアドレス)
ユーザー監視をする
Slack に立てたチャンネルに利用者を全員強制入室させましょう。
left
が明示されるので、誰が利用しなくなったのかすぐにわかります。
本来なら Github の Issue 機能を使って、削除申請を行うべきですが、
たまにルールを守らない人がいるので、取りこぼさないようにする術です。
ユーザー追加・削除は申請ベース
ユーザー管理というものは面倒なものです。
Github の Issue 機能を使うことで、 Slack への通知ができる。 処理のステータスが明確になります。 管理者が仕事をしない場合は、周りから注意もできます。
管理責任を明確にする
向いてそうな人を多数決で選びましょう。 大した負担にはならないので大丈夫です。 もし、負担になるのなら経営者は賃金アップしましょう。 すぐに解決します。
明文化する。
誰がどう管理しているのかを管理する必要があります。
Github で責任者や管理方法についてまとめた README.md
を作成します。
そこには 管理者
と 副管理者
を明記しましょう。
管理者がこっそり退職してしまっても 副管理者
がなんとかできるようにする必要があります。
委譲を明示する
管理者の退職が明らかになったら、それをドキュメントに記載しましょう。 Issue の作成、プルリクエストによる委譲先のチェック、Approve による承認からのマージで完了です。 いわゆる Git フローです。
メールアドレスはメーリングリストのものを使う.
届くメールはユーザー全員に届くようにしましょう。 最悪、パスワードリセットも行えます。
おわりに
やることは集団での監視です。 一方的に任せた管理方法ではダメです。